• ほがらか会 法人概要

ほがらか会の取り組み

 高齢化社会において、高齢者を医療のみで支えていくことは不可能であり、介護も含め地域社会が一体となって支えていくシステムを構築していくことが課題となっています。ほがらか会は地域住民の方のかかりつけ医として、また、疾病を抱えても自宅等の住み慣れた生活の場で療養し、自分らしい生活を続けて頂くことが出来るよう医療と介護を一体的に提供し、地域医療の中心的役割を果たしていくことを目標としております

 新しく9月に開設した太子町矢田部におきましては、室井メディカルオフィス、サービス付高齢者向け住宅てくてく、あすかの保育園を配置し、子供から高齢者までが集うコミュニティー空間を創りたいと考えております。

 室井メディカルオフィスにおいては地域の皆様が何でも相談でき、安心していただける医療を提供し、疾病予防と健康増進に貢献いたします。サービス付高齢者向け住宅てくてくでは、毎日のケアが必要な方から看取りまで、重度認知症・緩和ケア・ストマー・バルーンカテーテルなどの医療ケアが必要な方でもご入居可能な医療法人ならではの受け入れ態勢で、安心の生活を提供いたします。また、あすかの保育園は事業所内託児所としても活用いたします。医療や介護の現場はともすれば閉鎖的な空間となりがちですが、ほがらか会は、先にも申し上げましたとおり、子供から高齢者までが集うコミュニティーを創造していくことを理念としており、保育園を開設することで、乳幼児期から終末期までのすべての人が集い、地域の人との繋がりを大切にしながら、互いに支えあう空間を創っていきたいと考えております。無邪気な子供たちの明るく元気な姿は、医療・介護を受ける患者さまや入居者さまの心を和ませ、治療の一助にもなると思います。また、たくさんの大人たちに見守られながら、伸び伸びと成長する子供たちは慈愛に満ち溢れた人間形成がなされるものと確信しております。

 太子町は、高齢化時代における社会環境は厳しさを増しており、認知症患者やがん患者、介護を必要とする高齢者などの医療・介護問題、また退院後の受け皿や介護資源の不足などの社会問題について地域が連携し取り組んでいかなければなりません。太子町民、中でも社会的弱者の人たちに対し少しでも光が当たる様、医療・介護などの事業者と町民一体となり、協調を広げ、住民の笑顔が実現できる街づくりに取り組んでいくとしています。ほがらか会は地域医療・介護・福祉の発展に貢献していこうと考えております。